土地家屋調査士

土地家屋調査士の仕事はAIに奪われない!AI時代に必要なスキルとは?

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土地家屋調査士の仕事はAIに奪われない!AI時代に必要なスキルとは?

こんにちは。土地家屋調査士、測量士のはるです。

今回は、土地家屋調査士とAIの関係についてお話ししたいと思います。

AI(人工知能)の発展は目覚ましく、多くの職業がAIによって代替される可能性がると言われています。

オックスフォード大学の研究では、「あと10年でなくなる仕事」として測量技術者や地図作成技術者が挙げられています。

測量技術者というと、土地家屋調査士や測量士も含まれるのではないかと心配になるかもしれません。

しかし、安心してください。

土地家屋調査士の仕事はAIに奪われないのです!!

この記事では、土地家屋調査士の仕事がAIに奪われない理由や、AI時代に必要なスキルについて解説していきます。

この記事を読むことで、以下のことが分かります。

  • 土地家屋調査士の仕事がAIに奪われない理由
  • AI時代に必要なスキル
  • 土地家屋調査士として活躍するためのコツ

これから土地家屋調査士を目指す方や、すでに土地家屋調査士として働いている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

土地家屋調査士の仕事がAIに奪われない理由

土地家屋調査士の仕事は、法務省の管轄する不動産登記の専門家です。

土地や建物の所在、形状、利用状況を調査し、図面を作成し、登記申請を行うのが主な業務です。

この業務は、以下の理由からAIに奪われないと言えます。

1. 複雑なコミュニケーションが必要

土地家屋調査士の仕事は、単に測量や図面作成だけではありません。

依頼者や隣接地所有者とのコミュニケーションも重要なスキルなんです。

特に土地の境界問題などでは、感情的な対立や紛争が起こりやすく、相手の気持ちを汲み取りながら話を進める必要があります。

また、依頼者の要望や目的を正確に把握し、適切な提案やアドバイスをすることも求められます。

これらの複雑なコミュニケーションは、感情のないAIに任せることはできません!

人間同士の信頼関係を築くことができる土地家屋調査士でなければなりません。

2. 定型化できない作業が多い

土地家屋調査士の仕事は、現場で様々な判断や対応をする必要があります。

測量や図面作成には、標準化された手順やルールがありますが、それだけでは対応できないケースも多くあります。

例えば、境界杭の設置作業では、穴を掘ると木の根やコンクリートのガラや地下管などが出てきたりします。

これらをどう処理するかは、現場の状況に応じて判断しなければなりません。

また、境界標の探索作業では、既存の図面や現地の状況から境界杭がありそうな位置に目星をつけて穴を掘って探索します。

境界杭が埋まっている深さもまちまちで、地表面から数センチのところにあることもあれば、1メートル以上も下に埋まっていることがあります。

境界が設置された当時の地盤面の高さはどの程度だったか、盛り土をされた土地なのかを想像しながら境界杭を探索します。

つまり、測量現場での作業は、経験からくる勘に頼る場面も多く、定型化できない内容が多いため、AI化は難しいと言えるでしょう。

AI時代に必要なスキルとは?

土地家屋調査士の仕事はAIに奪われないと言っても、AIの発展によって仕事の内容や方法は変化していくでしょう。

AIによって代替される可能性が高い作業は、単純で定型的なものです。

例えば、登記申請書類の作成や測量データの処理などは、AIによって自動化される可能性があります。

その一方で、AIによって代替されにくい作業は、複雑で創造的なものです。

例えば、依頼者や隣接地所有者との交渉や調整、依頼者に対する提案やアドバイスなどは、AIによって代替されにくいでしょう。

したがって、AI時代に必要なスキルとしては、以下のようなものが挙げられます。

1. コミュニケーション能力

前述したように、土地家屋調査士の仕事では、依頼者や隣接地所有者とのコミュニケーションが重要です。

相手の要望や目的を正確に把握し、適切な提案やアドバイスをすることで、信頼関係を築きます。

また、感情的な対立や紛争が起こった場合には、冷静に話を聞き、説得力のある説明をすることで解決に導きます。

これらのコミュニケーション能力は、AIでは代替できない人間らしいスキルです。

2. 創造力

土地家屋調査士の仕事では、現場で様々な問題や課題に直面することがあります。

その際には、既存の知識や方法だけでは対応できないことも多くあります。

そこで必要となるのが、創造力です。

創造力とは、新しいアイデアや解決策を生み出す能力のことです。

例えば、測量現場で障害物があって測量ができない場合、どうやって測量するかを考える必要があります。

また、依頼者に対して、土地や建物の有効活用方法や増築・改築の提案をする場合も、創造力が必要です。

これらの創造力は、AIでは模倣できないオリジナルなスキルです。

土地家屋調査士として活躍するためのコツ

最後に、土地家屋調査士として活躍するためのコツを紹介します。

1. 常に勉強する姿勢を持つ

土地家屋調査士の仕事は、法律や技術の変化に対応しなければなりません。

例えば、不動産登記法や民法などの法律は改正されることがありますし、測量機器やCADのようなソフトウェアも進化しています。

そのため、常に最新の情報をキャッチアップし、勉強する姿勢を持つことが大切です。

2. AIを味方にする

AIは敵ではなく味方だと考えましょう。

AIは単純で定型的な作業を代行してくれることで、土地家屋調査士の負担を軽減してくれます。

例えば、登記申請書類の作成や測量データの処理などは、AIに任せることで時間や労力を節約できます。

その分、依頼者や隣接地所有者とのコミュニケーションや提案など、人間らしいスキルを発揮できるようになります。

AIを味方にすることで、土地家屋調査士の仕事の質や効率を高めることができるのです。

まとめ

この記事では、土地家屋調査士とAIの関係についてお話ししました。

以下がポイントです。

  • 土地家屋調査士の仕事はAIに奪われない
  • AI時代に必要なスキルはコミュニケーション能力と創造力
  • AIを味方にすることで仕事の質や効率を高める

土地家屋調査士はAIに奪われない貴重な職業ですが、それだけに自分自身を磨くことが重要です。

AIの発展に合わせて、自分のスキルや知識をアップデートしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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