こんにちは、はるです。
測量士試験の学習方法ってほとんど情報がないですよね~。
今回は私が測量士試験に一発で独学合格した勉強方法を紹介します。
測量士試験に一発合格したおすすめの使用教材と使用方法
受験テキスト
このテキストは公益社団法人日本測量協会から購入することができます。
最初に言っておきますが、この受験テキストは『お守り』だと思っておいてください。
テキストは1000ページ近くありますが、実際に私が使ったのは100ページないかもしれません。
つまり、この受験テキストは無駄に難しいことばかりが載っています。
測量士のテキストはこれくらいしかないので『お守り』だと思ってください。
もちろん、重要なことも載っていますので買った方が良いです。
では、具体的にどうやって測量士試験の勉強をするのか気になると思います。
学習の基本は『過去問』になります。
測量士補と同様に、測量士の試験も過去問の繰り返しがほとんどです。
科目別模範解答集
『科目別模範解答集』は過去5年分の過去問と解答解説テキストです。
こちらも受験テキスト同様に公益社団法人日本測量協会から購入できます。
測量士補の問題も一緒に収録されています。
日々の学習はこの過去問が中心になります。
次に必ず買った方が良いと思う教材と勉強方法を紹介します。
わかりやすい測量の数学―行列と最小二乗法―
このテキストがなかったら合格はできなかったといっても過言ではありません。
めちゃくちゃ重宝したテキストです。
測量士試験は測量士補の試験ではあまり議論していなかった『誤差』について具体的に議論していきます。
この『誤差』を議論するのに必要になる考えが『最小二乗法』という考えです。
『最小二乗法』の理解なしでは測量士試験の合格は難しいと思います。
『最小二乗法』とは簡単に言うと誤差を含む計測値等を適切に修正して一番もっともらしい値にするというものです。
測量士補の学習をした人なら良くご存じだと思いますが、測量は常に誤差が伴います。
これを限りなく0に近づけることが重要なのです。
この『最小二乗法』を正確に理解するのは簡単ではありません。
大学で専門的に学んでいれば別ですが、大半の方はそうではないと思います。
『最小二乗法』を理解するためには微積分と線形代数の知識が必要になります。
しかし、『わかりやすい測量の数学』のテキストは高校で学習する微積分と行列の知識があれば理解できる構成となっています。
この『わかりやすい測量の数学』のおかげでほぼ毎年出題のある『最小二乗法』に関する問題が解けるようになりました。
他のテキストも見てみましたがこの『 わかりやすい測量の数学 』以外は役に立ちません。
基礎 測量学
このテキストはヴィジュアルが豊富で測量の一般的な事について平易に書かれています。
イメージが湧きやすいのと理解が深まるため非常におすすめです。
例えば、過去問を使いながら基準点測量にでてくる多角測量って何だろうって思ったら『受験テキスト』よりも最初にこの『基礎 測量学』を参照してください。
理解が深まるはずです。
同様のテキストも一通り確認しましたが、他のものは測量士試験に不要な内容ものや分かりにくいものが多いです。
マンガでわかる測量
このテキストは『測量』って何??
『全くイメージが湧かない』
そのような方が使うべきテキストです。
マンガで書かれているのでイメージしながら理解ができます。
お金に余裕があったら購入をおすすめします。
測量士試験合格までの勉強方法と勉強時間
学習のポイント
最初に言っておきます。
過去問は一番最初に見て下さい。
学習の始め方として最初にテキストの1ページ目から始める人が多いですが、測量士試験についてはまず『過去問』です。
特に測量士試験に限っては『受験テキスト』が良いテキストではありません。
そのため、学習の始めは最新の過去問一年分をサーーーっと見てみてください。
意味不明の呪文の羅列に見えてくると思います。
私もそうでしたから安心してください。
次に、
最初の『法規・条約』の単元を年度ごとに見てみてください。
同じ内容が問われていることに気づくはずです。
この知識問題については高得点を取る必要があります。
『受験テキスト』や『基礎測量学』も使って過去問に出題されものだけを覚えるようにしてください。
同様に『基準点測量』の単元も知識の問題はあります。
水準測量の計算問題等はパターンが決まっていたりします。
絵を書いて状況を把握すれば難しくない問題も多いです。
紙とペンを使って練習をしていきましょう。
分からないところが出てきたら基礎測量学や受験テキストを参照
このような感じで過去問とその解答解説を中心に学習を進め、分からないことはテキストを参照していきます。
なかにはテキストをみてもよく分からないものが出てくると思います。
過去問に2度以上出てくるものは『そういうものか』と割り切って覚えることも合格のためには必要なことになります。
最小二乗法に関する計算問題を解けるようになるために
最小二乗法に関する計算問題以外はパターンが決まっているもが多いので状況の絵をかいて解説とにらめっこして理解していくことが可能ですが、最小二乗法はある程度数学的な理解が必要です。
最小二乗法の理解が合否を分けるといっても過言ではないです。
私はここをクリアするのにかなり時間を使いました。
勉強時間と期間について
私の場合は社会人だったこともあり、仕事以外の時間でしか勉強していません。
また、今思えば当時は一生懸命勉強したという記憶はありません。
受験した動機は測量士補が受かったから翌年は測量士でも受けてみようかなといったくらいの軽い動機です。
ですので毎日勉強したりもしてません、、
半年ほど前から夜1~2時間の学習時間くらいだと思います。
測量士試験は一見、呪文のように見える専門用語の連続で取組みづらいです。
諦めずに参考書にしがみついていけばなぜか合格してしまう試験だなと私は思いました。
測量士試験を受ける人はあまり多くはいないと思いますが、少しでも受験生の参考になればと思います。
独学が厳しいと感じた方へ
最後に、独学が厳しそうと感じた方やもっと効率よく短期間で合格を目指したい方には予備校(通信講座)をおすすめします。
私がおすすめする講座は測量士補試験や土地家屋調査士試験でもおすすめしているアガルートです。
測量士試験に特徴的な難解な用語や計算問題についても合格に必要十分な内容で無駄のない講義が特徴です。
合格特典も魅力ですね。
合格特典
その①:全額返金
その②:お祝い金30,000円
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最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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