土地家屋調査士 書式・記述式対策

【書式(記述式)対策】土地家屋調査士試験の勉強法【目標は基準点を確実クリア】

2021年1月3日

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こんにちは、はるです。

今回は書式(記述式)を中心に短期合格、1発合格のための土地家屋調査士試験の勉強法と対策を紹介します。

書式(記述式)はどのように勉強したらよいのか悩む方が多いと思います。

書式(記述式)の学習は以下のように分野ごとに分けて行うのが合格への近道です。

土地

  • 計算問題
  • 申請書
  • 土地所在図、地積測量図の作図
  • 読解

建物

  • 申請書
  • 建物図面、各階平面図の作図
  • 読解

これらの正しい解法を習得したらあとは繰り返し練習です。

当たり前ですが、正しい解法を身に着けず、闇雲に数をこなしても実力はつかないし、点数も安定しません。

これから紹介する順序で進めていただければ初学者や独学者の方でも必ず実力がついてきます。

ではさっそく見ていきましょう~。

書式(記述式)の目標は基準点(足切り)を確実にクリア

はじめに、書式(記述式)学習の目標です。

書式(記述式)の目標

基準点(足切り)を確実にクリアする

こんな目標で大丈夫かと思われるかもしれませんが、大丈夫です。

逆に、本番で満点を目指そうとして時間切れになる方が大幅減点につながりかねません。

そもそも、書式(記述式)はなかなか得点が安定しないのが現実です。

みんなが得点できるところを確実に得点し、0.5点を積み上げていくことが短期合格、1発合格のコツです。

一方、択一では満点、高得点を目指します。

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土地の書式(記述式)対策

土地は以下の項目ごとに学習していきます。

  • 計算問題
  • 申請書
  • 土地所在図、地積測量図の作図
  • 読解

具体的に見ていきます。

土地の計算問題は複素数計算をマスターしよう

最初は土地の計算問題です。

簡単な高1レベルの数学の知識、計算力が必要となります。

土地家屋調査士試験では複素数計算が必須です。

必ずマスターしましょう。

過去に出題された計算問題を全て自力で解答できることが目標です。

学習の方法としては過去問や答練などから計算問題のみを抽出して取り組みます。

複素数計算の最大のメリット

「早く」、「正確」に解答できる

土地家屋調査士試験は時間との闘いです。

1分でも1秒でも短縮する術を身につける必要があります。

複素数計算について以下で詳しく説明していますので参考にしてください。

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申請書は登記の目的ごとのパターンを覚えます

申請書の学習で大事なことは以下です。

申請書の学習内容

  • 登記の目的
  • 添付書類
  • 申請人欄
  • 土地の表示欄

「登記の目的」が決まると「添付書類」、「土地の表示欄」が決まります。

細かく言うと「添付書類」についてはその他の情報で追加があります。

土地については「登記の目的」の数は少ないのでそこまで難しくはないです。

同様に「添付書類」や「土地の表示欄」もパターンは多くないです。

「申請人欄」は「相続人からの申請」や「代位申請」などいくつかパターンがありますのでルールを覚える必要があります。

学習方法として、最初のうちは登記の目的ごとにパターンを覚えてください。

つまり、申請書を登記の目的ごとに書き写して覚えるのが有効です。

おすすめの学習方法はアガルートの「書式ひな形対策講座」の受講です。

良く考えられたテキスト、講義で効率的かつ、短時間で申請書をマスターできます。

土地所在図、地積測量図の作図

作図について、独学はなかなか難しいと思います。

例えば地積測量図では「地番」、「土地の所在」、「方位」、「単位」、「境界標の種類」、「筆界点間距離」、「隣地地番」などを記載するといった必要な記載事項を覚える必要があります。

記載事項は覚えたとしても、実際に定規を使っでどういう手順で作図するのかを理解するのは簡単ではないです。

短期合格、1発合格を狙っている場合は正しい解法を早い段階で身に着けるべきです。

ネット上で作図の方法を探すのも悪くはないですが、色々な方法が紹介されており、混乱してしまう可能性があります。

そのため、プロの講師から体系的に学ぶ方が応用が利きますし、はるかに効率的です。

作図については正しい解法を身に着けたらひたすら練習です。

作図は急に早くできるようになることはありません。

地道な訓練が必要です。

過去問や答練の問題などで作図の訓練を何度も何度も繰り返し、時間短縮を目指してください。

おすすめの学習方法はアガルートの「新・定規の使い方講座」の受講です。

実際に定規の使い方を映像で確認できるので正しい解法を短時間でマスターできます。

読解力を鍛える

近年の問題は長い文章(令和2年の土地は8ページ、令和3年は7ページ、令和4年は9ページ)を読ませてきます。

短時間で長文から必要な情報を抽出していく読解力も問われています。

今後も読解力や情報処理能力を問う傾向は続くと思われます。

とはいえ単純に国語力を鍛えるというわけではありません。

問題に取り組むための正しい「型」を身つける必要があります。

どのような問題でも一貫した考え方の解法を身につけましょう。

例えば「申請人は誰か」、「どの土地が対象か」、「注意事項はいつも通りか」といった基本的な確認から「登記の目的は何か」という重要な内容がどこに記述されているのかを探す必要があります。

最初のうちは最新年の問題文を読み込み、解答と解説を読みながら正解の根拠が問題文のどこに記述されているのかを確認する作業が重要です。

ただし、この作業をする前提として、ある程度の択一の知識があり、上で見てきた「計算問題」、「申請書」の実力もある程度ついている状態でないとほとんど意味がありませんので注意してください。

土地書式(記述式)の学習順序

最初の学習段階では「計算問題」、「申請書」、「土地所在図、地積測量図の作図」の3つは分けて学習をすることが効率的です。

「読解」については、上の3つの学習がある程度進んでから行ってください。

理由としては単純で、それぞれが独立した知識が必要だからです。

当たり前ですが、独立した知識をいっぺんに学習するよりも別々に学習した方が効率的です。

「読解」については総合的な知識が必要になるので後回しというわけです。

建物の書式(記述式)対策

建物も土地と同様に以下の項目ごとに学習していきます。

建物

  • 申請書
  • 建物図面、各階平面図の作図
  • 読解

土地の項目と重複する内容もあります。

具体的に見ていきましょう。

建物の申請書は非常にパターンが多いです

土地と比べ、建物は非常にパターンが多く複雑です。

特に初学者や独学者は苦戦することでしょう。

でも、みんな同じ気持ちを経験していますので諦めずに頑張りましょう。

学習方法の基本的は土地の書式対策で述べた通りです。

おすすめの学習方法はアガルートの「書式ひな形対策講座」の受講です。

良く考えられたテキスト、講義で効率的かつ、短時間で申請書をマスターできます。

建物図面、各階平面図の作図

こちらも基本的には土地の書式対策で述べた通りです。

各階平面図の作図や、床面積を求めるのも最初のうちは難しく感じる場面があるかと思います。

また、時間短縮のテクニックもあります。

作図は正しい解法を身に着け、その後はひたすら訓練です。

おすすめの学習方法はアガルートの「新・定規の使い方講座」の受講です。

実際に定規の使い方や時間短縮のテクニックを映像で確認できるので正しい解法を短時間でマスターできます。

読解力を鍛える

こちらも先に述べた土地の書式(記述式)対策と同様です。

建物書式(記述式)の学習順序

こちらも先に述べた土地の書式対策と同様です。

実は土地と比べ、建物の方が得点は上がりやすく、得点も安定しやすいです。

理由は土地のような計算問題がないためです。

建物について、特に最初のうちは申請書の学習に力を入れてください。

書式(記述式)は問題演習が必要

土地、建物ともに書式の学習は過去問だけでは演習が足りません。

答練やその他の教材を使って演習を行う必要があります。

令和2年の問題のように、出題に工夫をされると当日の受験生は動揺してしまいます。

また、毎年本試験では何人もの受験生が「時間がない」、「思いつかなかった」、「落ち着けば解けたのに」など後悔しています。

対策としては以下の2つです。

  • 答練や模試で本番形式の環境下で精神力を鍛える
  • 演習量を増やし、様々な出題形式に慣れる

答練や模試で本番形式の環境下で精神力を鍛える

精神力が弱いとどんな試験でも合格は厳しいです。

特に土地家屋調査士試験は時間も短いですし、本番は絶対に焦る場面がでてきます。

いかに冷静に素早く解き進められるかが重要になってきます。

答練の必要性については以下を参考にしてください。

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書式(記述式)は問題演習を増やし、様々な出題形式に慣れる必要がある

答練や模試、過去問以外で演習量を増やす場合は以下の教材がおすすめです。

東京法経学院
土地家屋調査士 記述式合格演習テキストⅠ・Ⅱ【改訂版】

基礎レベルの問題からやや難レベルの様々な問題を網羅しています。

もちろん計算パターンも豊富に網羅されています。

【無料】不動産法律セミナーの最新号とバックナンバーを無料で読む方法

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まとめ

書式(記述式)学習内容のまとめ

  • (土地の)計算問題
  • 申請書
  • 土地所在図、地積測量図、建物図面、各階平面図の作図
  • 読解

各項目は独立しているので、別々に学習を進める。

初学者や苦手な方は特に気を付けてほしいのですが、最初から本試験レベルの長い問題分を読み取って申請書を完成させる練習をする必要はありません。

申請書のひな形をしっかり覚えてから本試験レベルの問題に取り組んでください。

短期合格、1発合格を目指す方は上で紹介している講座の受講をおすすめします。

全ての学習にお金をかけた方が良いと思いません。

しかし、お金をかけるべきところにかけないと合格までに何年もかかってしまいますので注意してください。

何年もかかって合格できれば良いですが、そうではなく挫折してしまう可能性もあります。

そうならないためにも必要に応じて講座の受講をおすすめします。

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